NHK-BSの「七人のコント侍」で、「就活の面接の場面」で、面接官が受験者のツイッターやらフェイスブックの投稿、投稿動画を、その場で探りあて、彼らの知られたくない情報をどんどん暴露していく…というコントがありました。
SNSには過去数年に渡っての自分が記録されていることもあります。SNSが汎用されるまでは、多少ツジツマが合わないことをいっても価値観を変えても「え、そうだったけ?」とスッとぼけることができましたが、今は証拠が残っています。
いくつものエントリーの共通点をくくれば、自分が無意識で、故に無防備な「自分の性格や価値観」を探りあてられてしまうリスクもありますし「私の知識や見識」も推し量られてしまいます。
しかも、オーディエンスだから黙っていてくれるとは限りません。今は匿名でつぶやくことができます。言いたい奴には言わせておけでは済まず、大きなうねりになって自分に向かってくる可能性があります。
でも、僕らの世代やさらに年上の世代にはこのあたりに無防備な場合が多く、ちょっとハラハラしてしまうところがあります。
そういえば、デジタル・ネイティブの世代が相手だと、あっさり、その話しが「スマホで録音されている」こともしばしばです。オフレコだからと、サービス精神で、きわどい話しをすると、その話が録音されているのです。彼らに悪気はありません。僕らがメモを取るように、ただ「録音している」だけなのです。
今は、こういう状況にあることを織り込んで「自分の行動をデザインいく」しかないのかな。
なんだかなーと思いますが、裸でこの時代に飛び出していくのは、あまりに危険というところ。仕方ありません。