殺 菌

衛生博覧会、あるいは衛生展覧会。
ヨーロッパでは19世紀から20世紀を導引するように行われた「衛生思想の啓蒙と普及」を目的に行われたイベントで、日本では、特に大正時代(つまり20世紀に入っていく時代)に全国で盛んに行われました。

僕らも「衛生的=善」と学校で教わりました。そして、その「衛生的」の中心は「殺菌」。でも、この殺菌が実際に「各家庭」に浸透し始めた1960年代になるあたりからアレルギーは増加し重篤化していきます。
つまり、殺菌したら、確かに衛生的になったが、人類は(場合によっては死に至ることもある)アレルギーに悩まされるようになったということです。

一方

故あってアメリカで近代以前の暮らしを続けるアーミッシュと呼ばれるコミュニティにはアレルギー患者が目に見えて少なく、欧州でも畜産農家のご夫婦が仕事場で赤ちゃんを育てた場合、アレルギー症状が出にくいことが確認されている…言い方はちょっと端的に過ぎますが、雑菌と共生してみたらアレルギーにはならなかったというわけです。

僕は「殺菌の徹底」は「原子力の利用」に匹敵する「20世紀のまちがい」だと思っています。
そして、このいずれもが人間にとって自己中心的で、自然への敬意を欠いた道具主義的な考え方に貫かれていて「20世紀のまちがい方」を端的に表しているようにも思っています。

小さな事実…

脳出血で倒れて以来「口内炎」が絶えなかった僕が、5年めに「殺菌」を止め、口内で生き続けてくれる乳酸菌(の一種)で、菌との共生を試みた途端、「口内炎」が全くできなくなったということ。

僕は「ああ、やっぱり」を体感しています。

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