クールビズ

鎌倉時代の医師=梶原性全が1302(乾元元)年から1304(嘉元元)年の間に「頓医抄」という医学書を書いていますがマラリア(=「おこり」)にはかなりのページを割いています。源実朝の和歌の先生でもあった藤原定家の日記「明月記」にも「おこり」、すなわちマラリアに感染していたらしき記述があります。

ご承知のように、マラリアは熱帯から亜熱帯地方に分布する感染症です。近年は平清盛の死因も「マラリアだったのでは?」と疑われるようになっていますが、樹木の年輪の調査などから、現在では平安〜鎌倉時代の日本の平均気温は、今より3度ほど高かったのではと推量されています。

これが室町時代から江戸時代にかけてが寒冷期になり、太陽暦に換算すれば5月か6月かという時期に「江戸に雪が降った」という記録もあります。

つまり、温暖化の全てが人間の仕業ではない可能性が高く、5月か6月の「江戸の雪」のような不気味な異常気象も20世紀になっての初体験ではないということです。

じゃぁ、なんで省エネやクールビズに勤しむのか…

それは、僕らが20世紀に構築したライフスタイルが「不自然」だから。
省エネやクールビズに勤しんだところで温暖化や異常気象は治らないかもしれないが、人間だけが「半自然的」というのは止められる…「オーガニック」とは、そういう考え方=哲学です。

「オーガニック」は、何も無農薬の農作物や無添加の化粧品を指す言葉でもなんでもなく「源の」とか「本来の」という意味を持つ言葉です。人間が生物本来の生き方をし、生命の起源に沿った生き方をすることを「オーガニックな生き方」と呼んだ。だから、そこに向かっていこうとしなければ意味がないことです。
20世紀の僕らは、雨ならば本来は「濡れて当然」なのに雨に濡れずに住む街をつくり、エアコンで夏でも暑くなく冬でも寒くもないオフィスや住まいをつくってきました。反自然的だし、自然を支配下に置けると過信した…。温暖化や異常気象に対しての功利的な抑止にならずとも、そういうことは止めようという意思表明がオーガニックです。

僕はオフィシャルな会議もTシャツ、Gパンで出て行くので「ホリエモン」と揶揄されているようですが、そういう行動することで、みんなから20世紀っぽい華飾を取り去る方向に作用できればと思っています。
別にクールビズが流れだからTシャツ、Gパンでいるわけではなく、それで充分だからTシャツ、Gパンでいる…そういうことがオーガニックなのかなと思っています。

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