お人よし

これから少子高齢化なこの国では、どうやってデメリットを分け合うのかということが大きなテーマになっていきます。

これまでの日本では100個あるリンゴの実を15人でどう分けるかということが工夫でしたが、これからの日本では10個しかないリンゴの実を15人でどう分けるかということが工夫になっていきます。
そういう状態なのに、闘って同志の権利だけを勝ち取ればいいという、つまり「負けた方の人々」に無査証パーティの組み方が肯定されるような社会は、その維持が難しくなると思います。
民間の会社も、あいかわらず、我が社、我が業界だけのメリットの追求を主にして活動。でも、その存在が放置されるようなら、企業間の潰し合いの後に実体経済はガタガタになるでしょう。

でも、不惑以上の世代になると、未だにリンゴが有り余っていた時代の感覚で生活し、その世代が動かす会社も労組も、行政でさえ、まだまだ共闘な哲学で動いている。
うちの会社に忠誠を誓う一方、他社は蹴落とすべきライバル。まったり系の職場なら、大学の生協みたいに利用者の不便やランニングコストよりも自分たちの就業環境です。

もちろん、団塊の世代がまだ生産年齢で、毎年の経済成長が何十年と続く時代ならいざ知らず、これからは急速に「その逆」を行くのが、わが国です。

確かに「競争」ではなく「共創」だろうなと思います。社会から見れば小さなパーティが己のメリットの拡大を目指して活動すれば、それだけで社会という構造物に亀裂を生じさせる可能性があります。

これからは「お人よし」でちょうどいい。そういう時代です。

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