悠 久

川崎市中原区宮内の春日神社。
川崎フロンターレの本拠地「等々力陸上競技場」に至近なところにありますから、遠くに応援の声が聞こえることもあります。

たぶん「宮内」という地名の「宮」はこの神社のことでしょう。それくらい古くからある神社です。承安元年(1171)年のこのあたりの行政記録(検注目録)に記載があるようですから、平清盛が活躍していた頃から、ここにある…。古から「宮」のご威光の「範疇=内」にある地域ということなんじゃないでしょうか。

「春日」の名が示すとおり、この神社を勧請したのは九条流れの藤原家の人。このあたりの荘園主となった九条家の人が、彼らの氏神であるところの春日大社を勧請、ここに神社を建立したといいます。しかも、この神社裏手からは「勾玉」が発見されており、神社のあたりには、ある程度の大きさの前方後円墳があったらしい…つまり神社が勧請される以前に数百年という静謐の歴史を重ねてきている確率が高いわけです。

凄いなー。「悠久」とはこういうことを指していうのでしょう。

武蔵小杉駅から歩いて30分はかからないかな。その武蔵小杉駅周辺は工業地帯な様相は何処へやら、今はすっかり移り変わって高層マンションとショッピングモールな街。10年前が思い出せないくらいですが、春日神社には1500年以上の時間の流れが熟成されている…

境内の腰掛けに座って、ここに吹く風を味わう…僕はここにしか吹いていない風だと思っています。

30分も座っていると、何度も柏手の音を聞きます。
なんの外連味もない境内に、きょうも人々の思いが、静かに、でも大切に積み上げられていっています。

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