今、原発事故の現場では、被ばく線量の関係から1日=3時間程度しか作業ができない作業員のみなさんに助成するため、自動溶接機が活躍しているようです。
この「自動溶接機」。そのうち活躍の場を一般の工事現場にも活躍の場を広げていくことになるのでしょう。そして人間はまたひとつ就業の場を失います。
前人未到の廃炉作業に、原発事故の現場ではこれからも様々なタイプの「就業ロボット」が開発されていくのだと思います。人工知能も活躍の場を広げていくのでしょう。
そして莫大な開発費を回収するためにも、彼らの技術は一般の仕事にも汎用されていく…
でも、だからといって「止めろ」とは言えないでしょう。廃炉作業は人類だけでなく地球にとっての死活問題なのかもしれないのですから。
廃炉作業は、人々の働き方を変え、新たな環境への順応を求める時代を導引していきます。僕らは進化論に則って粛々と適応していくしかありません。