NIPPON

マイセン磁器は、当時のヨーロッパで品薄になった(人気の)柿右衛門のコピー(つまりパチもん)から始まったものです。
人気のガレ・グラスに日本文化が大きく関わっています。彼の工房はフランスのローヌ地方ナンシーにありましたが、そこには国立の林業学校(水利・森林学校)もあって、日本でいう明治の頃、萩藩の藩医の子=高島得三も留学していました。高島は水墨画をよくする人でしたが
ひょんなことで、彼と出会って、日本文化を吸収し、そこから、あのぼかし技法を開発していきます。
最近話題のゴッホも、日本オタクといっていい酒肴の持ち主でした。

つまり、マイセン磁器やガレ・グラス、ゴッホの絵画が、日本人にとって、どこか親しみやすいのものだというのも当然の話しなのです。

僕ら、日本人こそが、こうした事実を過小評価しています。

近年、もてはやされている「Cool JAPAN」も、きのうやきょうのことではなく、若き天才が彼個人の才能で成し遂げたことでもないのです。
しかも「Cool JAPAN」は「カワイイ」に象徴されるように、王侯貴族の欲した「美」ではなく、街場のカジュアルな文化の豊かさとして、世界中の「庶民・市民」に愛されているものです。

19世紀には植民地になり、20世紀のほとんどを戦乱で明け暮れたベトナムでは、織物、焼き物、あるいは伝統的な音楽や楽器など、様々な分野での「文化」が途絶え、消えてしまっています。
わが国だって、アメリカと開戦し敗戦が決するまでのたったの5年ほどの年月だけで、いくつかの技能が「幻」になってしまい、どうやってつくったのか解らなくなってしまった陶磁器があったり、明治の欧化政策の中で消えていった技能や文化も少なくありません。

僕らは、きゃりーさんの背景にも、長い平和が熟成してきた大切な「日本文化」がとけ込んでいることを充分に理解して、靖国ではない日本を大切にした方がいいのだと思います。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中