選択肢の中から

トリマー、パティエ。堅実で美容師。これは大学に進学しない人のコース。介護福祉士なんていうのもありますね。
一方、大学に進学した人は、できるだけ名の通った会社に就職する。ここにふたつの道があるような気もしますが、両方とも、既成の職業名詞からの「選択だ」ということには変わりません。

ケーキ屋さんの娘でもない人が、どういった経緯で「菓子づくり」の職人に憧れるようになったのか。その職業名詞が、なぜフランス語由来のもので認識されるようになったのか。

僕が20歳くらいの頃は「保母さんを目指す」っていうコースがけっこうポピュラーでしたが、今は高齢者福祉関係。これは就業希望者のマーケティングですよね。ニーズを量るというか…。でも、あの頃、子どもが好きだっていう女の子がたくさんいたのはなんだか眉唾な感じがしましたし、今は動物好きで故にトリマーっていう人が多すぎるような気もします。

選択肢が先にあって、その中からしか自分の「一生の仕事(かもしれないもの)」を選んでいるような。進学するにしても、どこの大学の何の学部に行って何の勉強をするかは詳細に知らず、予備校の判定を基準に選ぶ。就職先の会社もそう…

確かに、何ごとも「見ると聞くのとでは大違い」ではあります。後悔は先に立たずです。

でも、ユニクロでTシャツ選ぶように「職業」選んでもいいのかなとは思います。

だから、あんまり知られてなさそうなジャンルの技能の現場で、若い人が一生懸命、修行しているところに出会うとうれしくなります。

この国の水脈も、まだまだ枯れちゃいないと、うれしくなります。

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