あのときの広島を経験され、その後を生きてこられた方々は、あの日を忘れなければ戦後を生きて来れなかったのだと思います。でも、戦後生まれの僕らは違う…
僕らは、あの日があったことを、ちゃんと記憶していかなければならないのだと思います。
確かに「今という時代」を生きていく僕らの凌ぎも大変です。
でも、その大変さは、唐突に、あの日を経験させられ、現在に至るまで殺され続けているみなさんの艱難辛苦には比べようもないものです。
生き延びてしまった自分を責め続ける、そのお気持ち…
全てが、戦後生まれの僕たちには想像を絶することです。
でも、だからこそ、目を背けず、記憶していなければならないのだと思います。
1945年8月6日午前8時15分。広島上空で炸裂した原子爆弾は2014年の今もあの戦争を終わらせずにいるのです。