大 学

昭和5(1930)年の大学進学率は1%程度だったといわれています。

これが戦後になって、団塊の世代の大学進学率は15%前後。それが、2009年以降は50%前後になっています。

(団塊の世代だと、東京都や神奈川県の高校進学率でさえ50%を切っていますが、1970年代以降は90%以上をキープ。現在は97%を超える水準になっています)

じゃあ、それだけ優秀な人が増えたのかというと、自分を顧みても「そうじゃないだろうな」という感じはします。

実際、大学の数も増えました。東工大も一橋大学も東京芸大だって戦前は専門学校。今も大学は増え続けています。でも、だからといって東京大学だけは昔も今も優秀ということはなく、東大は東大なりにコンソメスープをお湯で割ったような状態になっているんだそうです。

あるとき、高校時代の部活のOB会に出てみると、後輩たちが通う大学がキラ星のごとくに名門揃いで、あれ、うちの学校ってそんなに優秀だったっけと思ったことがあるのですが、今にして思えば、たぶん、僕らの時代に比較すれば、各名門大学のハードルが思いっきり下がってたんだろうと思います。

戦前に比較すれば、庶民もおしなべて金回りがよくなった。だから大学への進学者も増えた…たぶん、それだけではないんだろうと思います。

もちろん、僕だって、戦前だったら、お金があっても、僕が通っていた大学に入れていたかどうか。怪しいところでしょう。

だからといって、いつの時代も優秀な人というのはいらっしゃるわけですが、平均的な成績の学生から、それ以下の生徒ともなると門戸は「ゆるゆる」。進学率50%の時代ともなると、なんのために高等学校以上の高等教育を受けているんだかわからないといった大学生も出てきているのでしょう。

そもそも、大学と高校の区別がどのくらい明確になっているでしょう。研究しているというより、大学に来ても尚、高校と同様に、中間テストを乗り切り、期末テストを乗り切って4年間を卒業。たいていがそんな感じで学生生活を終えるんだと思います。

だって、そうじゃない大学生活を誰が教えてくれるわけでもありませんもんね。

大学って何だ…なんて、まじめなことを考える方が変わり者。そして、大学は形骸化していきます。

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