しっかりとした準備

いくつかの雑誌が、すでに同趣旨の記事を掲載されていますが僕も、次期東京オリンピックに必要な建設・土木工事と、東日本大震災の復興に必要な建設・土木工事を、少子高齢化なこの国で、同時並行的に進めていくというのは、いかにも無理があると思っています。少なくとも、この「止められない大工事」を成し遂げていくためには、労働市場の本格的な国際化を導引する外国人労働者の大量流入が必須になるでしょう。

しかも、大規模な建設・土木工事は復興とオリンピックだけではありません。

例えば、横浜市役所の新庁舎移転や、横浜駅西口の再開発事業など、ヨコハマ都心の再開発工事のピークもこの時期と重なります。ただでさえ「あらかじめ空ビルをつくるような再開発」と揶揄される中、その工事に必要な労働力を確保できるのかどうかも怪しいし、確保できたとしても工事コストは上昇し、限られた予算のなかでは規模縮小もあるでしょう。

もちろん、ヨコハマだけが再開発を計画しているわけではありません。今、この国の都市は何ごともスクラップ&ビルドで成り立っているわけですから、日本国中の都市に再開発計画はあり、その計画が、その都市の命運を握っています。

さらに全国の町や村には、耐久年数を過ぎた道路や橋があり、それらが使えなくなれば、まさに生命線を断たれるという、そういう町や村がたくさんあります。

でも、これから東京オリンピックを止めるのは難しいんでしょうし、東日本大震災以前に時計の針を戻すこともできません。

すでにカタストロフの序曲は始まっています。これからできることは限られています。

でも、だからこそ、しっかりとした準備をしておく必要があります。たぶん、あと10年のゆとりはないと思います。

 

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